複利は「期間」で効く
積立の試算で結果を大きく動かすのは、毎月の金額よりも期間です。運用益がさらに運用される複利は、後半になるほど加速します。同じ総額を積み立てるなら、短期間に多く入れるより、長い期間にわたって続けたほうが最終額は大きくなりやすい構造です。
当ツールで期間だけを変えて試算してみてください。10年と20年では、積立総額が2倍でも最終額の差はそれ以上に開きます。逆に言えば、途中でやめてしまうとこの効果は得られません。
利回りは「平均」であって毎年同じではない
年3%で試算したからといって、毎年3%ずつ増えるわけではありません。実際の相場は、大きく下がる年と大きく上がる年を繰り返しながら、長期的にならすとある程度の平均に落ち着く、という動き方をします。
重要なのは、試算結果は将来を約束する数字ではないということです。積立の途中で資産が減っている期間は必ず訪れます。そこで売ってしまうと損失が確定します。試算をするときは、期待値の高い利回りだけでなく、控えめな利回りや元本割れの場合も入れて、それでも続けられる金額かどうかを確認してください。
NISAの非課税がもたらす差
通常の課税口座では、運用益に約20%の税金がかかります。NISA口座ではこれがかかりません。運用益が大きくなるほど、この差は広がります。
ただし、NISAには損益通算ができないという性質もあります。課税口座なら、損失を他の利益と相殺したり翌年以降に繰り越したりできますが、NISA口座の損失にはそれができません。
枠と上限について
当ツールは運用益を非課税として試算しており、生涯投資枠1,800万円の管理は含めていません。年間の投資枠にも上限があります。試算額が枠を超える場合は、実際にはその通りに積み立てられないため、金融機関の案内で現在の枠を確認してください。
また当ツールは手数料や信託報酬を考慮していません。実際の手取りはこれらの分だけ目減りします。長期の積立では、わずかな手数料率の差でも最終額に効いてきます。
よくある質問
- 利回りは何%で計算すればいい?
- 全世界株式の長期平均はおおむね年3〜7%程度が目安とされますが、将来を保証するものではありません。控えめな値でも試算してみてください。
- 新NISAの非課税枠は考慮されますか?
- 本ツールは運用益を非課税として試算します。生涯投資枠1,800万円の上限管理は含みません。